予防接種が怖い女子中学生

インフルエンザの予防接種を打ちに来た女子中学生。

うちの外来に来たのは初めてだったのですが、この子が注射を異常に怖がったんです。

誰でも注射は嫌いだと思います。小さな子供が怖がって泣き叫ぶのはよくあることですが、大きくなると少しずつ我慢することを覚えていくものですよね。

でも、この中学生はまず診察室に入るまでにも時間がかかり、母親に引きずられるようにして入ってきました。

そんな様子を見て、大丈夫なのかなと思いながら準備をしていたのですが、いざ先生が接種前の消毒をしようとしたらいきなり診察室を飛び出して待合室まで走って行ってしまいました。
母親が慌てて追いかけてなんとかなだめ再び診察室に連れられて来ました。

今度は大丈夫、絶対頑張れるからと本人が言うので再度注射の準備を始めました。

しかし、また先生が消毒のため腕を固定しようとすると突然大きな声を出して暴れだしました。

これでは危険だからと母親に日を改めて来院するようにと話したのですが、母親は自分が説得するのでどうしても接種してほしいと言います。

それで仕方なく点滴用ベットで少し休んでもらい、精神安定剤を飲んで落ち着いたところで何とか予防接種をすることができました。

結局この中学生が実際に注射が打てたのは、最初に診察室に入ってから1時間半もたってからでした。
翌日、その子の父親が謝りに来られました。

父親の話では、どこの病院でも予防接種の時にひどく暴れるので今迄行った病院ではどこも拒否されてしまって困っていたそうです。

よほどの注射恐怖症なのか不安症なのかわかりませんが、予防接種でこんなに怖がった中学生は初めて見ました。

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